LTV8148 その15 ダットサンサニーバン(3代目)

少しサボっていましたが、今回のゲストはこの方です。

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昭和40年代後半から50年代前半にかけての日産車に特徴的だった、曲線デザインムーヴメントの中心的存在だったのがこの3代目サニー(B210系)と言ってもよいかとおもいます。
個人的には非常に思い入れの強い車種で、歳の離れた私の兄の最初の愛車であり、父親が軽免許しか持っていなかった我が家としても記念すべき最初のマイカーがこの代のエクセレントクーペ(ロケットサニー)で、家族5人乗っけて(!)伊勢神宮に初詣に行ったり、休日にはたまにドライブに出かけたり、今思うと結構ハードながらも楽しかった思い出のあるクルマなのであります。
そのつながりで1200ccの非エクセレント系やこのバンなんかも当時(昭和50年代半ば)は親しみを感じていました。特にバンについては30カローラバン同様あちこちで活躍していたのをよく見かけたものでした。ただし記憶の限りではほとんどが前期型で、フロントマスク違いの後期型はあまり見た記憶がありません。やはり3代目は前期型の顔が好みです。


画像の個体は例によってNGN県での撮影で、少しのサビはあるものの、絡まった植物を取っ払ったら今にも走り出しそうなくらい良い状態で置かれていました。荷室には藁が満載で、ふくよかなボデーが積載効率に少しは貢献しているのかもしれませんね。
細かいようですが、この時代の日産車にみられたキノコのカサみたいな形したドアロックノブの形状、あれを見ると何とも言えぬノスタルジイを感じてしまいます。


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  # by zit-cenozoic | 2018-06-30 22:54 | クルマ | Trackback | Comments(1)

LTV8148 その14 ダットサンサニーバン(2代目)

調子に乗ってまさかの2日連続更新。今回取り上げるクルマが何か、非常に数少ないであろう読者の方にはバレバレでしょうが、この清清しいほどの正直さが私のウリなんです(笑)。
なので今回はもちろんこの方です。

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 YMNS県の果樹園地帯に至極当然のように置かれていたサビだらけの2代目サニーバンは、数年前の全国的草ヒロ撤去の一大旋風が吹き荒れる前なら草ヒロ密集地域においてかなりの確率で見ることが出来た個体です。以前に偉大なる草ヒリストの方のアルバムを見せていただく機会に恵まれましたが、2代目サニーバンや同時期のカローラバンだけで分厚い写真集が出来るかしらんというくらいの台数がありました。


 小学校低学年の頃サニーバンと言えばADバンの前世代の3代目~4代目が活躍していましたが、数回ほどヨレヨレの2代目現役を見た記憶があります。当時だいたい7年くらい前までのライトバンが町を闊歩している中で、10年以上前の現役ライトバンと言ったら元の色が白なのか何のか分からないどれも似たようなヨレヨレ具合。当然ながら2代目サニーバンにおいても「リヤランプの並びが3代目と同じくせに角張っててなんだか古臭い」等と今だったら張り倒されるような無礼な印象を持っていました。数十年後こんな感情が湧き上がるなんて夢にも思わなかった少年時代・・・。


 「隣のクルマが小さく見えまぁす」というコピーが有名なため「トナチイサニー」と私だけが密かに呼んでいた愛称は、このままでは使う機会が無いのでこの際言わなかったことにします(苦笑)。


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  # by zit-cenozoic | 2018-05-06 23:08 | クルマ | Trackback | Comments(3)

LTV8148 その13 ダットサンサニーバン(初代)

またぼちぼち隙間を見ては徒然なるままに書いていこうと思います。
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今回は初代サニーバンを取り上げます。
さて、昭和41年という年は昭和史を語る上ではなかなか重要な年のようで、記憶の限りに羅列すると、「ウルトラQ」「ウルトラマン」等の特撮ブーム、度重なる航空機事故、ビートルズ来日、「笑点」放送開始等が挙げられます。
自動車業界では「日産・プリンス合併」「マイカー元年」「初代ボンゴ発売」あたりが大きな話題と言えましょう(少し私観あり)。その「マイカー元年」と言われる所以となった一台がこのサニーで、半年後に発売されるカローラとの長い販売競争がこれから勃発するわけであります。
と、何だか偉そうに語ってしまいましたが、画像のサニーバンはリヤランプが赤のみ、サイドマーカーが長方形のため、最初にマイナーチェンジされた昭和42-43年式デラックスということは分かりますが、珍しいのは赤のボデーカラー。カタログには載っていますが草ヒロでの発見例は少ないように思います。器用にもバンパーがちょうど半分だけ錆びていて、タイヤが無く物置に専念しているのかと思いきや中身はすっきりしていました。

この子も恐らく今では・・・、とお約束のように書いてしまう自分は先月また一つトシを取ってしまいました。嗚呼誰か私に愛の手を。
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  # by zit-cenozoic | 2018-05-04 22:15 | クルマ | Trackback | Comments(4)

LTV8148 その12 トヨタマークⅡバン(3代目)

居酒屋などで、現在40代前半の世代が「少年時代の○○といえばこのお顔」というテーマでクルマについて語った場合、マークⅡと言えばやはりこのお顔になるのでしょうか。

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「※△さんちの下の子はクルマが好きみたいだから」と言って近所のとても優しいオバチャンから、いらなくなったカタログを貰いボロボロになるまで見ていたトヨペット店の総合カタログの表紙を飾っていたのがこのマークⅡでした。まだブタ目などといったアダ名を知るはるか前、マークⅡと言えば焦げ茶色した下から見上げるような目をしたカローラやコロナよりも立派なクルマという認識で頭の中に刷りこまれたのでした。

さてこのマークⅡバンは少しくたびれた現役かと見間違えるような衝撃のコンディションでもって私達の前に突然現れました。色も幼い時にカタログで目にしたあの色、見上げるようなお目目もしっかりと残っています。
昭和50年代のライトバンの草ヒロは10年以上前でも目にする機会は少なく、それがマークⅡのようなハイオーナーバンともなると珍しさも増します。撮影場所はN県というだけで詳しくは分からず今でも残っているとは到底思えませんが、もし残っていたらもう一度巡礼に行きたい一台であります。


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  # by zit-cenozoic | 2018-02-03 21:58 | クルマ | Trackback | Comments(0)

LTV8148 その11 トヨペットコロナマークⅡバン(初代中期)

問題:○○から生まれた理想の○○・・・初代マークⅡ発売時のキャッチフレーズ、○○には同じ車名が入るがその車名を答えよ。(配点2点)

検定ブームの昨今、もし「国産旧車検定」なる検定があれば、こんな問題が出題されるかもしれません。このブログの訪問者の方ならサービス問題ですが・・・(もちろん正解はコロナね)。

というわけで今回のお客様は初代コロナマークⅡバンです。

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コロナマークⅡは昭和43年に上記のキャッチフレーズを引っさげ、コロナとクラウンの中間に位置するコロナの派生車種として登場しました。この年には日産からローレルも発売されており言わば「ハイオーナーカー元年」と言えるかもしれません。
ボデーバリエーションはセダン、HT、ワゴン、バンに加え、コロナから移行する形でなんとピックアップまでもがラインアップされており、個人的にピックアップの格好よさったらタマランものがあります。
画像の個体は内側のヘッドライトがフレームで囲まれている昭和45年にマイチェンされた中期型デラックスで、わずか1年でイーグルマスクの後期型に再度変更されました。リヤランプはピックアップと共通の縦型で、横型のワゴンとははっきり差別化されています。

画像の個体はこれまた知人からの紹介物件で、地元でありながら初代マークⅡバンひとつ自力で見つけられないのかと己の力不足に嘆いたり落ち込んだり・・・かれこれ12年ほど前のお話です。


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  # by zit-cenozoic | 2017-10-14 23:23 | クルマ | Trackback | Comments(0)

LTV8148 その10 トヨペットコロナバン(4代目後期)

記念すべきLTVシリーズ連載10回目は前回からの流れで4代目「ブラボー」コロナバン(後期)を紹介します。
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4代目コロナは前回述べたように3年と短いモデルライフでしたが、律儀にも毎年マイナーチェンジをしています。発売翌年の昭和46年のマイナーチェンジでさっそく外観を変え、さらに翌47年にはフロントグリルの変更等の小改良を行っています。
画像のモデルは最初のマイチェンのもので、クチバシ型のリヤランプはそのままですが方向指示灯がアンバーに変更、フラッシャーの位置も変え、バックランプが独立しました。リヤランプだけ見ても前回紹介した前期と比べてかなり現代的になった印象を受けますね。
この個体のグレードはリヤガーニッシュが装着されていますのでデラックスタイプということが分かりますが1600cc車か1700cc車かまでは不明です。
果樹園の真ん中に居座っているだけにサビが酷いですが、「子供が絵の具を適当に混ぜていたら偶然出来た色で、配合も分からず再現不可能」的なまことに微妙な緑のカラー(カタログによるとパトラスグリーンと言うそうです)がいかにも70年代な風情で、大変に好ましい一台。
小学校低学年頃までは6代目コロナバンや5代目安全コロナバンの多い中でたまに見かけていたクルマだけにこんな状態であれどもちょっぴり懐かしく感じました。と同時に「リヤのウィンカーがオレンジ色ならとにかく新しいもの!」という決めつけをしていた一途な少年時代をもう一度思い起こさせてくれました。
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  # by zit-cenozoic | 2017-10-08 21:51 | クルマ | Trackback(4) | Comments(2)

LTV8148 その9 トヨペットコロナバン(4代目前期)

この画像を見て「ついに来たか」と思われた方はまずいないと思いますが・・・(苦笑)。

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私が誰も反応しないのを良いことに、うわごとみたいにずっと言い続けていた「トヨタライトバンワンテール3部作」最後の大物、4代目コロナバン前期が今回のゲストです。

4代目コロナは特にこれといった特徴もなく3年の短期で次代にチェンジしてしてしまった地味な存在でしたが、どういうわけか子供心になんとなく気になっていたクルマです。
自宅前のマンションの駐車場にたまに停まっていたのが青い前期のセダンで、小学1年生の遠足に行く前にそのコロナの前で写っている写真が残っています。他にもっと撮影対象とすべき新しいクルマがあったはずなのに、当時既に10年落ちのコロナを選んだあたり、幼くして変態の素質が十分あったことがうかがえるエピソードと言えましょう。
このバンも走っているのを数回見た記憶がありますが、赤白2色のリヤランプとくたびれた白いボディがいかにも古臭く感じ、それが逆に鮮烈な印象を与えたのかもしれません。


画像のものは、遊具はあるものの今では誰も遊んでいない荒れた空き地の一角に置き去りにされていたもので、簡素なリヤビューとDXのエンブレムが無いことからスタンダードタイプということが分かります。エンジンは先代から継続の3P型1350ccを搭載、1500ccのDX車との差別化がされています。


コロナバン最大の魅力と言ってよい鳥のクチバシのような形をしたリヤランプが、やっとのことでここまでたどり着いた私をいたわるかのように優しく微笑む。この至福のひとときに感謝を・・・。



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  # by zit-cenozoic | 2017-09-28 00:47 | クルマ | Trackback | Comments(2)

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